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私たちについて
この生まれ育った 故郷のもとで
豊かな自然の 将来のために
私たちが ″今″ できることを
考え 創造し 届ける
広島県の北部に位置する、ここ庄原市は豊かな自然に囲まれた地域です。
私たちを育ててくれた故郷に対して、何かできることはないか。
「今」できることは何があるのか。 それを常に考え、創造し、届けることが私たちの思いです。
その活動の一つとして私たちが今、取り組んでいるのが、環境保全型の林業の確立です。
現在の中山間地域が抱える問題として、大雨による山林の土砂流出等の災害、イノシシやクマなどによる獣害があります。
この問題の要因の一つに、山林を管理する人手の減少があります。
かつて電力がこれほど普及していなかった時代に、風呂を沸かしたり竈門に火を付けるためには、 山から切り出した木を薪として使っていました。 定期的に人が山へ入り、生活に必要な木を伐ることで、山には適度な日光が入り木々の成長を促して しっかりとした根を張ることが出来ました。
木の根が張ると山の地盤は強固になり、よく育った木は水分を多く蓄えられるので、 大雨による土砂災害に強かったと言えます。
また、かつては山の麓であり人々の居住地であった里山が多くありましたが、段々と人が減ってついには無人となり、現在では手入れをされなくなった山が 荒れて境界が無くなりました。 その結果、必要以上に森林の面積が広がり、動物たちのエサが豊富になったことで繁殖数が増え、縄張りから あぶれたイノシシやクマによる人と農作物への被害が拡大しています。 これらの重大な被害を予防・防止し、後世に残る山づくりを目指して行きたいと思います。


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